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不動産アプリ企画開発チーム 座談会

こんにちは。システム開発部のkiwiです。

ニフティ不動産のiOSアプリの開発・企画に関わる3名に、ニフティライフスタイルでのアプリ開発について聞きました。普段のアプリ開発業務の様子や働き方など、ニフティライフスタイルの内側をお届けします。

この記事は、iOSDC Japan 2022にて参加者の皆さまに配布されたパンフレットに掲載されている、ニフティライフスタイルからのPR記事の完全版です。

目次

--自己紹介をお願いします。

🟦開発M)ニフティ不動産のアプリ開発チームでリーダーをしています。iOS版とAndroid版の両方を担当しています。

🟨開発S)アプリ開発チームのメンバーとして、主にiOSアプリの開発業務をしています。

🟩企画S)ニフティ不動産アプリの企画担当として、アプリの仕様を作ったり、施策効果の調査をしたりしています。

チームワークの秘訣は、リアルタイムな情報共有とコミュニケーション

--最近注力された施策について教えてください。

🟩企画S)賃貸物件検索アプリで行った検索結果画面のリニューアルです。外観や間取りなどの画像を大きく表示するモードが追加され、様々なイメージから理想に近い物件がより探しやすくなりました。また、検索結果を見ながらフィルター形式で検索条件を変更できるようになり、より気軽に条件変更や検討ができるようにしています。

DL数累計800万の「ニフティ不動産アプリ」賃貸版 iOSアプリの検索機能アップデート!

--この施策はどのように進みましたか?

🟩企画S)まず企画チームで仕様や目的、課題点を整理し、ある程度まとまった時点で開発チームに共有しています。

🟨開発S)共有された仕様については、設計に入る前に一緒にすり合わせをしています。その後、設計や実装に進んでいく流れですね。

🟦開発M)企画・開発合同で朝会を毎日やっていて、進捗や仕様の確認はそこで密にコミュニケーションをとっています。

🟩企画S)画面仕様の作成はFigmaを使い、メンバー全員にリアルタイムで共有しています。また、今回は検索機能というアプリの根幹のUXに関わる改修だったので、実装途中のものをApp Distributionでこまめに配信してもらい、使い勝手が向上しているかを社内のほかのメンバーと一緒に確認しました。

画面仕様の作成と共有にはFigmaを使用(現在のアプリ画面とは一部異なります)

--実装で苦労した点はありますか?

🟦開発M)物件検索機能は2013年の初回リリースから搭載されており、その頃からほとんど手付かずのコードも一部ありました。そのため、今回のリニューアルではゼロから設計・実装を進めました。設計は機能ごとに持ち回りで実施し、相互レビューし合いました。

🟨開発S)それぞれが設計・相互レビューすることで設計に対する理解が深まりました。担当者による設計方針のブレが少なく、同等の品質で設計ができています。

🟩企画S)設計や実装が綺麗になったことで、改修しやすくなったのも良かったです。リリース後に追加改修をお願いしたときも、とても素早く対応してもらいました。

🟦開発M)確かに、リニューアル後は機能に手を入れやすくなりました。新しいメンバーが増えても、VIPERを中心とした設計思想を理解してもらえれば、開発に取り組みやすくなったと思います。

「エンジニア発」の提案が活発

--毎日30分を使って、開発環境の改善活動を進めていますね。

🟦開発M)CI環境の整備やビルド環境の改善などを行っています。リニューアルでは使用感に関してかなり細かくフィードバックをもらっていたのですが、これもテスト配信を自動化したことで実現できました。改善活動は毎日30分と決めているので、気軽に取り組めています。

🟨開発S)施策とは別に、改善活動として時間を割くことができるのは良い文化だなと思います。

--ボトムアップでの改善提案も活発ですね。

🟦開発M)開発に必要なツールや採用技術は、セキュリティ等が確認できれば、自由に使える裁量がかなりあると感じます。Bitriseの導入も開発チームから提案して導入しました。

🟨開発S)CI導入では要件やセキュリティなどの比較検討がそれなりに大変でした。今ではBitriseの無い開発は考えられないので、導入して良かったと思います。

🟦開発M)組織全体として、リーダーやマネージャーにもエンジニア経験のあるメンバーが多いので、開発しやすいようにやらせてもらえる土壌があると感じます。

--確かに、企画職の方でもエンジニア経験がある方が多いですよね。

🟩企画S)私も開発チームの皆さんに教えてもらいながら、SQLを使ってユーザー分析を行っています。逆に、アプリ開発チームの皆さんもKPIの推移などを気にかけてくれていて、施策を提案してもらうこともあります。

--お互いの業務を理解し合いながら仕事を進められているんですね。

チームを大きくしてたくさんのアイデアを形にしたい

🟦開発M)今は一つのチームで賃貸物件検索アプリ・購入物件検索アプリの両方を担当していますが、今後はアプリ開発メンバーを増やして領域ごとにチームを分け、一つひとつのアプリをさらに深掘っていけるようにしたいです。家を借りたい人と、家を買いたい人とでは使い方や悩みが違うと思うので、より丁寧に寄り添いたいなと思います。開発環境の改善についても専門チームを作って、大規模な改善にも取り組んでいきたいです。

🟨開発S)プロダクトの改善を行い、ユーザーの皆さんが使いやすいアプリを提供し続けるのはもちろんですが、ほかのアプリにも開発環境の改善活動を広げて、改善スピードをもっと高めていきたいです。

🟩企画S)多様なスキルをもったメンバーをもっと増やして、いろいろなアイディアを改善に盛り込んでいきたいです。利用者のニーズを突き詰める人や、コツコツ改善していくのに魅力を感じる人、チームでのものづくりが好きな人、いろいろなタイプの方と一緒に働けたら嬉しいです。

さいごに

今回はiOSDC Japan 2022の開催に合わせて、ニフティ不動産アプリを担当するチームに話を聞きました。こまめなコミュニケーションによって、チームみんなでより良いアプリを作り上げていること、またその裏には日々の地道な開発環境の改善活動が活きていることがわかりました。

ニフティライフスタイルでは、ニフティ不動産のアプリ開発をはじめ、ニフティ温泉などさまざまなサービスの開発を行なっています。今後はほかのメンバーにも、ニフティライフスタイルでのサービス開発について聞いていきたいと思います。

一緒に働きたいと思っていただいた方、少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひ採用情報ページからご連絡ください。お待ちしています。

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掲載内容は、記事執筆時点の情報をもとにしています。