ハッカソンに初参加してよかったこと
この記事は、ニフティグループ Advent Calendar 2024 14日目の記事です。
こんにちは!ニフティ不動産のWebサイトの開発をしている hmmrjn です!
今年初めて「ハッカソン」に参加してみたので、
この記事では、参加してみてよかったことをご紹介させていただきます!
目次
参加したハッカソン
東京都が主催する「都知事杯 Open Data Hackathon」に参加しました。
https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp
会場の雰囲気はこんな感じです:
参加したきっかけ
社内メンバーのSlackのtimes チャンネルでこちらのイベントの周知があり、
新しい技術を試すきっかけになると思い、参加しました。
作成したもの
私たちのチームは「保育園マップ」を作りました。
こちらは、地図上で東京都の保育園を検索できるWebアプリケーションとなっております。
https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp/collection/89
※デモサイトを確認する際は、一度ページを再読み込みしてください。
なぜこれを作ろうと思ったか
今回のハッカソンでは、必須条件として東京都オープンデータカタログのデータを使用し、行政や地域の課題を解決するための提案をすることがテーマ。そこで、色々アイデアを考える中で、<姉と一緒に甥っ子を預けるための保育園を探したこと>を思い出しました。
その際、多くのWebページが表形式で情報を提供しており、地図を使って直感的に探せると便利そうだと感じたことと、この機会にGoogle Maps APIを試してみたいという気持ちが重なり、このアイデアを採用することにしました。
アピールポイント
アピールポイントはデザインで、地図で表示される情報を最小限にして見やすくしたことと、アイコンの大小で保育園の定員を見分けやすくしたことです。
技術的に難しかった点
今回は Next.js にチャレンジしました。
Next.js で Google Map API を使うサンプルコードが少なかった上、その多くが最新のバージョンではそのままでは動かなかったため、最初は戸惑いました。
調べたところ、旧「Pages Router」と新「App Router」で互換性がなかったことが原因だったようですが、ChatGPTを活用しながら乗り越えることができました。
使用した技術
参加してよかったこと
参加メンバーと知見交換できた
今回のハッカソンには、会社の同期と一緒に参加しました。会社では所属チームが異なるため、普段の業務では話す機会が少なかったですが、ハッカソンを通じて互いに知見の交換ができました。
特に Notion の便利さを発見することができたのはよかった点の一つで、これがきっかけで、現在は個人の開発メモは Notion を使うようになりました。
普段の業務とは違う技術やツールを使うことができた
以前から気になっていたものの、なかなか試すきっかけがなかった GitHub Copilot と PowerPoint Copilot も今回初めて試すことができました。
特に GitHub Copilot は、エラーをもとにコードを自動で修正してくれる機能が予想以上に便利で、時間が限られているハッカソンとはとても相性が良かったと感じました。
新しい技術にチャレンジするモチベーションが高まった
私が普段担当している「ニフティ不動産」のWebサイトでは、プレーンの JavaScript が使われています。
型指定ができない言語のため、実装時にエラーに気づきにくく、手戻りが起こることがしばしばありました。
そのため、型指定のある TypeScript に移行したいという気持ちが前からあったのですが、導入のオーバヘッドを大きく感じ、なかなか導入までに踏み出せずにいました。
今回のハッカソンでは TypeScript を採用したのですが、これを機に型指定のありがたみを改めて体感し、普段のプロダクト開発においても大いに役立つと感じました。
そこで、ハッカソン後、次に担当した施策では、ついに TypeScript を導入して実装するところまで踏み出すことができました。
さいごに
参加する前は「ハッカソンってどんなものだろう?」「私が参加して大丈夫かな?」と正直不安を感じていましたが、実際に参加してみると、初心者から経験豊富な人まで幅広いレベルの参加者が集まる場だと分かり、想像よりも気軽に楽しむことができました。
さらにありがたいことに、都知事杯では106チーム中、ファイナリスト24チームに選ばれ、「Final Stage」まで進むことができました!(チーム名:ビギナーズラック)
私の中では参加してとてもよかったと感じたので、「Qiita Hackathon」にも参加し、さらに多くの学びを得ることができました。
ハッカソンは、技術を学び、成長する絶好の機会です。
ぜひ、みなさんも参加してみてください!
掲載内容は、記事執筆時点の情報をもとにしています。